【ベルリン18日時事】スタインウェイやベヒシュタインと並ぶ世界屈指のピアノ製造会社、オーストリアのベーゼンドルファーが売却されることになり、数日内にも買収先が決まる見通しとなった。有力候補の中にはヤマハも含まれており、音楽ファンを魅了する音色の行方に注目が集まっている。 

これにはびっくりした。
世界のベーゼンも結構経営が苦しいのかしら。

Steinbergの時みたいにヤマハ傘下になれば日本での販売代理店窓口が全部ヤマハになって、要はヤマハのカタログにベーゼンドルファーの92鍵盤ピアノ(エンペラーだっけ?)ラインナップが並ぶというわけですよね。

前から世話になっている調律師の人が言っていたが、ベーゼンはとても厄介な代物らしい。
ベーゼンは本当の意味で「楽器」なので、高級バイオリンのように、温度湿度の管理を徹底して行わないとすぐにダメになるのだという。

高温多湿な日本ではピアノは「家具」として扱われて、一部の演奏家は別だが、一般的に日本の家庭でピアノのために温度湿度を一定に保つ習慣はあまりない。それを見越して設計されているヤマハやカワイのピアノはかなりタフに出来ているというわけだ。
ちなみにヤマハのピアノはスタインウェイをモデルに、さらに日本ナイズして作られているのだと言う。

このニュースの行く末は気になる。

余談だけど、スタインウェイやベーゼンのアップライトってどんな音がするんだろう。
http://www.steinway.co.jp/piano/steinway/up/k_132.html
スゴく興味ある。