東宝ミュージカル「ミー&マイガール」をみてきた。

帝国劇場は、日本最古の劇場。

渋谷品川みたいな未来都市じゃなく、日比谷、丸の内、銀座は、親の世代の人などから話を聞いている、古きよき昭和の東京の面影がある。

ソロ、アンサンブル、オケ、文句なし!
これぞ、日本のトップクォリティーであろう。

佐橋さんの編曲もさすが。

ビッグバンド、デキシーなど、昭和のダンスホールを髣髴とさせるサウンドは、帝国劇場の佇まいぴったりだ。

管楽器を知り尽くした上での、さまざまなフレーズ、奏法があちこちに飛び出す。
その密度の濃いアレンジから生まれる演奏は、とても20名編成のオケとは思えない。

指揮は、塩田明弘さん。

東宝のほか、劇団四季、ホリプロなど、あちこちの公演で引っ張りだこ。

日本のミュージカルは、この人が振っていないと駄目なのだそうだ。

この人が振っているかどうかで、そのミュージカルの力の入れ方がわかるというもの。

終演後、関係者である知人の紹介で、お話しする機会を得た。

気さくながら、頭の回転が良さそうな、鋭さを漂わせた人だった。

特定のジャンルを極めた音楽家、カッコ良い。